

一葉
他国へ逃げ出した神を捜す歌士官の一人。両親は不明で、鎮守の森の神獣・白豪によって育てられた。白豪が連れていかれた際に、捕まり投獄されたが、その後、藍采和に歌士を目指すように促された。人間離れした音痴だが、舞はずば抜けた才能を持つ。金づちである為、水が大嫌い。

滇紅
一葉が使役する従神の一人。神名は不明であったために、孫登や龍井がつけた。はじめは高慢な性格だったが、一葉の未熟な歌と舞で使役された結果、人格と記憶がなくなってしまう。一葉が解式すると、一時的に能力が戻り、白髪紅眼に変貌する。水を操ることができる。普段は恐ろしいほどの大食漢である。

花果
三千年生きると変化する神の一族であったが、花果は突然変異で生まれた為、変化済み。一葉の歌によって力を封印され幼児化している。一葉以外への攻撃心が強く、口癖は「おっちね」。歌を使った音波による力を持つ。

流
雷獣の子供。生まれてすぐに海に落ちて孤島に流れ着いた。島の女神に育てられたが、角を抜かれ本来の力を失い、人々にまぎれて暮らすようになっていたが、一葉の従神となり、本来の力を取り戻した。

白珠龍
福祉施設で過ごしていたが、10歳の頃突然、八仙に召しだされる。16歳で天仙となり、西王母となった。一葉とは幼い頃に出会っており、親交を深めていたが自身が西王母であるがゆえに一度距離が生まれてしまう。今は修復し、お互いの職務を全うする。

藍采和
天才と言われる歌士官。見た目は14歳くらいだが、八仙の中でも力を持つ仙人。従神に国の中心となる龍王やその子供達である龍生九子を従える。一葉の保護者のような存在でもある。

孫登
歌士官長。才能豊かで異例の出世を成し遂げた人物。あまりに素直すぎ、そして博識で才能豊か。ゆえに恐ろしいほどの変人にも見える。

龍井
かつては優秀な歌士官であり、国専の調教師にも期待された人物だが、自分に合わず仙籍を返上し、孫登の補佐として活動する。調教師としては広く活躍し、神獣の調教を行う。滇紅も彼が調教した。

丙閑
龍生九子の一人であり龍王の子。父を敬愛するが、様々なことを知る為に一葉の従神となる。龍王一族のみが主に使用する道を案内し、一葉を再び鎮守の森へと誘う手伝いをする。